【徹底解説】ソロテントの選び方

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FUTURE FOX ソロキャンプに持っていきたいソロテント(一人用)おすすめ3選

近年のアウトドアブームにより、都会の喧騒から解放され、自然の中で自分と向き合う時間を求める人が増えています。数あるレジャーの中でも、1人の時間を自由に過ごせるソロキャンプは、ブームから定番のレジャーへと変わりつつあります。そんなソロキャンプを快適に楽しむために必要なアイテムが、テントです。

しかし、多くのブランドからソロテントが販売されており、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は一人用テントの中から、FUTURE FOX で特におすすめのテントを大きさ順のランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴や、実際に使用してみないとわからなかった情報もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ソロテントの選び方

ソロテントを選ぶ際のポイントは、以下の7つです。

① 設営の手軽さ
② 携行性(重量)
③ 自立式かどうか
④ 価格
⑤ 広さ
⑥ テントのタイプ
⑦ キャンプでやりたいことや季節

次に、これらのポイントを一つずつ解説していきます。

 

①設営の手軽さ

ソロキャンプでは、一人でテントを設営する必要があります。そのため、設営が簡単なテントを選ぶことが重要です。以下は設営が簡単なテントの一例です。

ワンタッチテント:ポールを立てて広げるだけで設営できるテントです。初心者でも簡単に設営できます。

ドームテント: 比較的設営が簡単なテントです。慣れれば短時間で設営できます。

ツーポールテント:2本のポールを使って設営するテントです。ワンタッチテントやドームテントよりも広い空間を作ることができます。

 

②携行性

ソロキャンプでは、テントを自分で持ち運ぶ必要があります。

車で移動するオートキャンプの場合は、そこまで重要でないかもしれません。しかし、バイクや自転車、徒歩で移動する方にとって携行性は重要です。

持ち運びがしやすい目安として「2kg以下」と覚えておくとよいでしょう。また、使用しないときにコンパクトに収納できるテントを選びましょう。

     

    ③自立式かどうか

    テントには自立式と非自立式のものがあります。

    自立式:ポールだけで自立するテントです。設営場所を選びません。
    非自立式:ガイロープや他の物体に固定して使用するテントです。設営場所が限られます。

    初心者の方であれば、自立式のテントを一つ持っておくと安心です。

     

    ④値段

    テントの価格には幅があり、高価なものから手頃なものまでさまざまです。ご自身の予算に合わせて、慎重に選ぶことをおすすめします。

    高価なものを購入して他の必要なアイテムが揃わず、結果的にキャンプに行けなくなるのは本末転倒ですし、安価で品質の悪いものを選んでしまうと、キャンプが残念な体験になる可能性もあります。

    購入する際は、価格と品質のバランスをセットで考慮することが大切です。

     

    ⑤広さ

    テントの広さは、ご自身の体格や荷物の量に合わせて選びましょう。大きなテントは荷物を多く収納でき、開放感もあります。

    一方で、小さなテントは持ち運びがコンパクトで、設営場所を選ばない利点があります。

    広いスペースを重視する方は、2〜3人用やファミリー向けのテントを検討してみても良いかもしれません。

     

    ⑥テントの形状

    テントには様々な種類があります。それぞれのメリット・デメリットや、デザインの好みも合わせて選ぶ必要があります。

    ▼テントの一例▼

    パップテント:軍幕とも呼ばれる、ポール2本で立ち上げる。

    ドーム型テント:ドーム型の形をしたテント。複数のポールをクロスさせ自立させる。

    ワンポールテント:メインポール1本で立ち上げる。

    トンネル型テント:ポールをアーチ状にたて、立ち上げる。

    ポップアップ式テント:設営・片づけが簡単なテント。コンパクトで軽量。

     

    ⑦キャンプでやりたいことや季節

    ご自身の目的に応じて、選ぶべきテントも変わってきます。

    登山やハイキング:携行性を重視したコンパクトで軽量なテント。
    焚き火を楽しみたい場合:難燃素材のテント(ポリコットン)。
    夏場のキャンプ:風通しが良いテント。
    冬場のキャンプ:スカート付きのテントや、薪ストーブをインストールできるテント。

     

    これら7つのポイントを踏まえ、今回は3つのソロテントを大きさ順にランキングにしてご紹介します。

    各テントの特徴や、筆者が実際に設営した際の感想と、おすすめしたいキャンパー像も併せてお伝えしていきます。

     

     

     






    大きさランキング&特徴紹介




    3位:FOX-BUCHE

    FUTURE FOXのソロ用テントで最も小さいのは「FOX-BUCHE」です

     

    FOX-BUCHE はこちら

     

    FOX-BUCHE(フォックス ブッシュ)は、ドーム型テントよりも設営が簡単なトンネル型テントです。2本のポールを通して立ち上げるだけで設営が完了するため、労力をかけずに組み立てが可能です。設営が簡単でありながら、風に強く、耐久性にも優れているのがトンネル型テントの特徴です。

    さらに、収納時のサイズが非常にコンパクトなので、ツーリングキャンプや徒歩でのキャンプにも対応可能です。収納袋は大きめに設計されており、急な雨でも素早く収納できます。また、コンプレッション機能付きのベルトがついているため、収納後にベルトを締めることで、さらにコンパクトにまとめることができます。

     

     

    前室にはポリエチレン素材のグラウンドシートが備わっており、バッグやコンテナなどの荷物置きとして使用できるほか、地べたに直接座るスタイルでの使用も可能です。

    耐水圧は3000mmと高く、優れた防水性を誇るため、雨天時でも安心です。

    地べたスタイルを採用することで、チェアや脚の長いテーブルを持っていく必要がなくなり、荷物を軽減できます。また、ギアを極力広げずに済むので、スムーズな撤収が可能になり、とても便利です。

     

    前幕(キャノピー)は立ち上げたり巻き上げたりすることが可能で、さらにテントの両側面も巻き上げ可能です。これにより、より開放感のあるテントになります。逆に、プライバシーを確保したいときには、両側面を張り、サイドからの目隠しとして使うことで、プライベートな空間を作り出すことができます。

    非常にコンパクトでありながら、前幕を立ち上げることでタープのようにひさしとしても利用可能です。ソロキャンプでは一人で荷物を運び、設営する必要があるため、荷物をできるだけ減らしたいと考えている方にとって、非常に便利です。

     

    価格も比較的手頃で、ソロキャンプの初めてのテントとしておすすめです。FOX-BUCHEは小型のため、設営が簡単でコンパクトに収納できるのが特徴です。グランドシートや立ち上げ可能な前室も備えており、ギアを減らせるので、荷物を少なくしたい方に適しています。

    これからキャンプ用品を揃える方や、初めてソロキャンプに挑戦する方にぴったりのテントです。

     

    ▼筆者の感想▼

    設営が予想以上に簡単で驚きました。ポールの本数が少なく、特に戸惑うこともなくスムーズに設営を終えることができました。出入り口にはダブルファスナーがついており、夜間でも開け閉めがしやすく、細かな部分にも配慮が感じられました。

    ワイドコットを使用すると少し荷物の置き場が狭く感じましたが、通常サイズのコットであれば十分なスペースがあり、快適に過ごせます。

    FOX-BUCHEは初めてソロキャンプをするキャンパーさんに最適なソロ用テントだと思います。

     

    今回紹介した商品はこちら




    2位:FOX-BASE EVO

    続いては「FOX-BASE EVO」です。

    FOX-BASE EVO はこちら

     

    FOX-BASE EVOはパップテントという種類のテントで、初めて設営する際には少し戸惑うことがあるかもしれません。しかし、ポール2本とロープ4本、ペグだけで設営できるテントなので、慣れてしまえば素早く組み立てられます。

    また、アレンジの幅が広く、後面もファスナーで開閉可能です。これにより、立ち上げたり巻き上げたりして、状況に応じて柔軟に使用できます。

     

    FOX-BASE EVOは、軍幕と呼ばれることもある無骨なデザインが特徴です。これまで一般的なドーム型やワンポールテントを使用してきたキャンパーで、新しい形状のテントに挑戦したい方に特におすすめです。前室を立ち上げた際の高さは180㎝あり、他のパップテントと比べて広々とした開放感があります。窮屈さを感じることなく、快適に過ごしたい方にぴったりです。

    テント素材には、近くで焚き火をしても生地が燃えにくい、難燃性のTC(ポリエステルとコットンの混紡)素材が採用されています。一般的にコットン素材は水を通しやすいイメージがありますが、FOX-BASE EVOでは防水・撥水対策が万全です。高い撥水性を誇るドイツ製のC6撥水剤を二度塗りし、生地全体に優れた撥水性を持たせています。さらに、防水ファスナーを採用することで、ファスナー部分への水の浸入も防止されています。

    TC素材はポリエステルと比べて遮光性が高く、夏場でも涼しく快適に過ごせるのも魅力です。



    FOX-BASE EVOは、冬キャンプにも適したテントです。直径130mmの薪ストーブ用の窓が装備されており、薪ストーブを設置できます。スカートも装備されており、外の冷気を遮断して快適に過ごせます。スカートはトグルで留められるため、必要に応じて調整できます。

    このテントはオールシーズン対応で、無骨なパップテントながらも開放感があります。一人だけの空間を有意義に過ごせる秘密基地のようなテントなので、ベテランキャンパーにもおすすめです。

    現在販売されているカラーはオリーブとブラックで、どちらも無骨でスタイリッシュなデザインです。

     

    オプションパーツのメッシュ付き前幕や二又ポールを使用することで、幕内をさらに広くすることができます。パップテントの欠点としてよく挙げられるのが、寝るときにキャンプギアを幕内や車に撤収させないとテントをフルクローズできない点です。メッシュ前幕を取り付けることで、寝るときにわざわざ幕を閉じる手間を省くことができます。また、夏場にはメッシュにしておくことで蚊帳のような役割も果たします。

    専用のインナーテントも一人用と二人用が販売されており、キャンパー自身の利用シーンに合わせて使い分けることができます。ソロ用テントですが、親子キャンプなど、大人と子供であれば十分な広さが確保できるでしょう。

     

     

    ▼筆者の感想▼

    初めての設営では、2本のポールでバランスを取るのに苦労し、時間がかかってしまいました。しかし、回数を重ねるうちにもたつくこともなく簡単に設営できるようになりました。パップテントには窮屈で息苦しいイメージがありましたが、背が高いためとても開放的に感じました。

    TC素材のため、収納時にかさばり、ツーリングでキャンプに行く際には不向きかもしれませんが、アレンジが自在に行えたり、焚き火をお気に入りのテントのそばで楽しめるのは非常に魅力的でした。

    そのため、FOX-BASE EVOはベテランキャンパーにもおすすめなソロテントだと言えると思います。

    今回紹介した商品はこちら



    1位:FOX-BASE VILLA

    FUTURE FOXのソロ用テントの中で、現在一番大きいテントは「FOX-BASE VILLA 」です。

    FOX-BASE VILLA はこちら

     

    ソロテントといえばコンパクトなテントを想像しがちですが、せっかく一人の時間を過ごすのであれば、広い空間を独り占めしたい!そんな願いを叶えたのが「FOX-BASE VILLA」です。

    このテントはFOX-BASEシリーズの第3弾として、EVOをさらに進化させたいという思いから開発されました。そのため、EVOのようなパップテントでは実現できなかった居住空間の拡大やメッシュ窓の追加など、これまでにないソロテントが誕生しました。

    以前出展したイベントでは、多くの来場者の方から「使ってみたい!」と注目を浴びるほど大好評をいただきました。

     

    それだけ大きなテントになると心配になるのが設営の難しさです。どれだけ大きくても設営が大変だとソロテントとして扱いづらいですが、FOX-BASE VILLAはソロ用テントとして開発されているため、一人でも簡単に設営できます。

    2本のアーチフレームと3本のリッジポールをスリーブに通し、ペグダウンするだけで完成します。工程が少なく、ポールの違いも見た目で分かるため、設営時に戸惑うことはありません。公式ストアの商品ページの動画でも、約10分で設営が完了しています。

     

    FOX-BASE VILLAの特徴は大きく2つあります。

    1つ目は、広々とした快適空間です。先ほども述べたように、FOX-BASE VILLAはソロテントとしては大きなテントです。広く開放的な居住スペースは、まるで別荘でくつろいでいるかのような優雅なひとときを満喫するのにぴったりです。

    居住スペースのサイズは横幅240cm×縦幅360cm×高さ160cmで、コットやテーブル、チェアを置いても十分な広さがあります。ワイドサイズのコットを縦にも横にも置けるので、2人でも快適に過ごせます。

    ソロキャンプだけでなく、デュオキャンプとしても十分な広さを持つ設計です。

     

    2つ目は、全10箇所に設置されたメッシュ窓です。メッシュ窓があることで、広い居住空間により開放感が生まれます。すべての窓をメッシュにすることで通気性が向上し、暑い時期や湿度の高い環境でも快適に過ごせます。熱中症対策としても通気性の良いテントは重要ですので、夏場のテントとしても適しています。窓をフルメッシュにすることで、バーナーを使った料理やコーヒーを楽しむことも可能です。

    ただし、火気使用時には一酸化炭素中毒に注意が必要です。

    メッシュ窓はテント内部から開閉可能で、外に出る必要がありません。着替えなどの際も、わざわざ外に出てテントを閉じる手間が省けます。

     

    特にこだわったのは「空を眺められる窓」です。天井部分にも大きな窓があり、コットに寝ころびながら、日中の雲の動きや夜の星空を眺めることができます。蚊に刺される心配をせずに天体観測を楽しめるのは魅力的です。

    素材には難燃性のTC素材を採用しています。TC素材は、焚き火を近くでしても穴が開きにくいのが特徴です。キャノピー用ポールも付属しており、立ち上げた前幕の下で焚き火を楽しむことができます。前幕はタープの代わりとして、サンシェードの役割も果たします。

     

    FOX-BASE EVO同様に、TC素材のテントで心配になるのは雨や結露への対策ですが、以下の3つの点にこだわっています。

    ①優れた撥水性

    ②雨を逃がすメッシュ素材

    ③通気性の確保

    撥水性はFOX-BASE EVO同様、ドイツ製のC6撥水剤を使用し、二度塗りを施してテント全体に高い撥水性を確保しています。さらに、ポールを通すスリーブには雨の通り道を確保するため、メッシュ素材を使用しています。

    テントの前後にはひさしがあり、雨の日でも窓を開けて通気性を確保できる設計です。

     

    FOX-BASE VILLAには専用のオプションパーツも販売されており、お好みのスタイルに自由にカスタマイズができるようになっています。

    ・強い雨や暑さ、紫外線から守ってくれるUVカット加工されているフライシート

    ・薪ストーブ窓がついた拡張前室

    ・地べたスタイルを実現するグランドシート

    ・冬には防寒対策としても使え、本体とリンクしているメッシュ窓付きインナーテント

    ・拡張前室に雨がたまるのを防ぐ雨除けポール

     

    専用のオプションパーツを使ったり、組み合わせることで自分だけの別荘を作っていけるのはとても魅力的です。

    オプションパーツを全部盛りして、最高の別荘にしても楽しそうですが、快適過ぎて、室内から出られなくなってしまうかもしれませんね(笑)

    オプションがあってもなくても広く快適なキャンプを行えるFOX-BASE VILLAは優雅にひとりキャンプを楽しみたい方におススメなテントとなっています!

     

    ▼筆者の感想▼

    FOX-BUCHEと似た作りのため、設営時に戸惑うことはありませんでした。ただ、大型のテントというだけありFOX-BUCHEと比べ動く距離が多くなるので少し疲れました。長さのあるポールを扱う必要があるので、周囲への注意が必要になりそうです。それでもあのサイズのテントを一人で満喫できることを考えると十分すぎる手軽さだと感じました。

    ソロテントの欠点の一つとして狭さを感じていたので、テントの中でゆっくりとくつろぐことができ、荷物の置き場にも困らないのが魅力的でした。

    十分な広さを誇るソロテントなので、4人家族でも使えるのではと思わせるサイズ感でした。

    そのため、広いスペースを快適に使用したいと考えるソロキャンパーにおすすめしたいソロ用テントとなっています。

    今回紹介した商品はこちら





    まとめ

    一人用テントのFOX-BUCHE、FOX-BASE EVO、FOX-BASE VILLAはいかがだったでしょうか。

    どれも、ソロキャンプで活躍すること間違いなしなテントです。

    詳細情報については公式オンラインストアの商品ページからご覧いただけます。

    ソロテント選びは、ご紹介した7つのポイントを参考に、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。

    自分に最適なテントを見つけて、快適なソロキャンプを楽しんでください。

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